著者
橋谷 元由 平田 光穂 広瀬 泰雄
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学 (ISSN:03759253)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.182-187,a1, 1968-02-05 (Released:2010-10-07)
参考文献数
14
被引用文献数
9 8

エタノール水, i-ブロパノール-水。i-プロパノール-水, の2成分系に塩化カルシウムを飽和させ.常圧の気液平衡を測定した.すべての系において比揮発度が増大し, 共沸が消えた.これらの実測値は著者らが改良したJohnsonらの式によって相関された。また, これらの効果的な実験結果の応用として.還流液に塩化カルシウムを加えて全還流蒸留を行ない.塔頂試料として高純度のエタノール, i-プロバノールが縛られ, この方法による共沸混合物分離の可能性が示された。