- 著者
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平野 正久
- 出版者
- 教育哲学会
- 雑誌
- 教育哲学研究 (ISSN:03873153)
- 巻号頁・発行日
- vol.2001, no.83, pp.114-120, 2001-05-10 (Released:2009-09-04)
本書は, 広島大学に提出・受理された山名淳氏の学位請求論文「ドイツ田園教育舎研究-リーツ時代におけるハウビンダ校の検討を中心として-」を元に, その後の二年間にわたる研究成果を十分に取り入れるかたちで加筆・修正した上で公刊された学術研究書であるが, 総じて「ドイツ新教育運動研究の領域において新しい地平を切り拓いた, きわめて高い水準の面期的な労作」と評価されるべきであろう, 「この分野におけるわが国の研究もついにここまできたのか」というのが, 筆者の率直な読後感であり, 感概でもある。まず, 本書全体の内容と構成を概観できるように, 目次を記しておこう (本稿に許された紙幅の関係から節以下を割愛) 。