著者
平野直樹 菱沼千明
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.381-382, 2011-03-02

生ごみ削減が問われているにも関わらず,コンビニでは衛生上一定時間を経過した食品などの廃棄が続いている。廃棄される商品の原価は,オーナーが全額自己負担しなければならない。本論文では、適切な割引を導入して販売促進することで、廃棄を少なくする方法を提案する。具体的には、割引率と販売増加数との関係式を過去の売上げデータから見い出し、当日の売上げ傾向が予定よりも少ない場合には、関係式にから求めた割引率を適用して商品販売を行い、在庫をゼロにできることを明らかにした。なお、仕入れ数は当日変更は不可とした。関係式は特定のコンビニデータを元に見いだしたが、パラメータ変更により異なる特性にも適応しうることも考慮した。