- 著者
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張 超
森 洋二郎
五十嵐 浩司
加藤 一弘
菊池 和朗
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
- 巻号頁・発行日
- vol.108, no.189, pp.41-46, 2008-08-21
ディジタルコヒーレント受信器はディジタル領域で信号とLOの位相同期を実現し、任意の光多値変調信号を復調できる。しかし、この受信器の処理できる最大シンボルレートはAD変換器及びDSP等の電子回路の速度に制限される。現在、ディジタルコヒーレント受信器による10Gsymbol/sの実時間信号処理が報告されているが、40Gsymbol/s以上の実時間信号処理はまだ困難である。この課題を解決するために、信号から分周したクロックでLOをパルス化したディジタルコヒーレント受信器を提案する。この受信器により信号は光時間多重分離され、受信シンボルレートが緩和される。筆者らはこの受信器を用いて160Gsymbol/sの光多値変調信号を10Gsymbol/sのトリビュータリに光時間多重分離し、その1トリビュータリの復調に成功したので報告する。