著者
土井 政寛 德永 隆司 藤原 康祐
出版者
マツダ株式会社
雑誌
マツダ技報 (ISSN:02880601)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.48-51, 2021 (Released:2022-02-08)
参考文献数
1

MX-30 EVモデルの外部充電は欧州仕様ではCCS2(TYPE2),北米仕様はCCS1(TYPE1),日本仕様ではCHAdeMO+AC充電(TYPE1)を搭載し世界の充電方式をサポートしている。これらの充電規格と充電設備全てに対して互換性を持たせることが開発の課題である。MX-30の充電システム開発では,これら多数の変化点を持った充電システムの同時開発が求められたことに対し,一括制御構造を構築し主に固定と変動に制御機能を分けて管理することにより効率化を実現した。加えて机上検証環境として充電設備モデルをMILS(Model In the Loop Simulation)及びHILS Hardware In the Loop Simulation)環境内に構築して充電システムの成立性を早期に検証した。本稿ではこれら外部充電システム開発について報告する。