- 著者
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李 進海
朝戸 佳世
酒井 健史
井上 明日圭
田崎 知江美
志賀 俊彦
樋野 尚一
矢野 智洋
岸本 和也
野﨑 祐史
西坂 文章
赤木 將男
船内 正憲
松村 到
- 出版者
- 一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
- 雑誌
- 臨床リウマチ (ISSN:09148760)
- 巻号頁・発行日
- vol.26, no.4, pp.305-309, 2014-12-30 (Released:2015-02-28)
- 参考文献数
- 13
RAを発症し,サラゾスルファピリジンに抵抗性を示したため,エタネルセプトが投与され,3ケ月後から発熱,皮疹,口内炎が出現し,ループス腎炎を伴うSLEを発症した症例(35歳,女性)を経験した.抗TNF-α製剤の投与によってSLEを発症したとする報告が散見されるが,本例のようにループス腎炎を伴う例は少ない.以上,抗TNF-α製剤による治療経過中は抗核抗体やSLEの素因の有無に留意する必要性が示唆された.