著者
斎田 恭子
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.222-227, 1992-02-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
3

慢性炎症性脱髄性多発ニューロパシー, dysglobulinemiaに伴うニューロパシーおよび血管炎に伴うニューロパシーに対して副腎皮質ステロイド治療を行う.他にサルコイドーシスにも使用する.経験的に使用されている量,期間,及びその副作用について述べた.使用期間が長期にわたることが多いので,投与開始前に神経生検をふくめた正確な診断,副作用の予防を講じた投与計画を必要とする.