著者
石川 広次 山田 祥三 渡部 平 新田 三郎 救仁郷 忠義
出版者
色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.176-179, 1959

尿素樹脂成形品の調色方法を検討する目的で,3種の顔料の配合割合によって調色した。種々の色調のカラーフ.レートを成形して,これらについて,分光反射率を測定し,一方,各顔料の単独一定量を含むカラープレートの分光反射率から,次式の応用により<BR>(K/s)<SUB>M</SUB>=α(K/s)<SUB>A</SUB>+b(K/S)<SUB>B</SUB>+c(K/S)<SUB>C</SUB><BR>a+b+c=1<BR>各顔料を種々の割合で含むカラープレートの,各分光反射率を推定して,推定値と実測値の比較を試みた。<BR>この結果,推定値と実測値は大差なく,色差にすると約4~6.5NBS単位(n=11)であった。また,色度計算の結果,推定値と実測値の差には,規則性が認められた。