著者
日笠 弘基
出版者
産業医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

がん抑制シグナルであるHippo経路の分子基盤を解明するために、その活性を制御し、機能的に相互作用する遺伝子や化合物を、細胞ベースのハイスループットスクリーニングや質量分析法により同定し、機能解析を行った。これらの研究により、その活性制御剤として、イベルメクチンを始めとする複数の薬剤を特許出願して一部を論文発表するとともに、Hippo経路の新規抑制標的として、がん遺伝子産物であるmicroRNA制御タンパク質Lin28Bを見出し、発表した。