2 0 0 0 OA 16 裁判化学

著者
星野 乙松 石倉 俊治
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.11, no.13, pp.136R-142R, 1962-12-05 (Released:2010-05-25)
参考文献数
263

裁判化学は司法裁判に関係ある事件の解決に応用される分析化学の一分野であって,鑑識化学ともいわれ,分析の対象,目的はきわめて多岐にわたっているが,その中で最も重要でしばしば扱うのは,生体試料中の薬毒物の分析である.今回は1957年までを記載した前回の総説に引き続き,1958~61年の間に発表された裁判化学関係の文献のうちから薬毒物の分析法に重点をおいて最近の進歩をふりかえってみることにする.なお,薬品分析,農薬分析,機器分析などの関連項目と重複する報告は特に重要と思われるもの以外は集録しなかったので,それらの項目も参照されたい.
著者
星野 乙松 丹沢 珪子 原納 靖子 浮田 忠之進 金沢 実
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
衛生化学 (ISSN:0013273X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.133-137, 1966-06-30

Gas chromatography was applied for the identification of 5 pharmaceuticals which contain bromisovalerylurea and other drugs. The gas chromatography of the standard compounds in ethanolic solution was performed by using a column containing 1.5% carbowax and 2.5% SE-30 as the stationary phase. The discrimination from each other of these 5 pharmaceuticals was successfully achieved by using above gas chromatographic method. The application of the method for forensic purposes was also reported.