著者
有山 兼孝
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.25-28, 1965-08-10

この北京科学シンポジウムの機会に主として見学によつて知ることのできた中国の物理学の現状と、たまたま私が1957年訪華日本物理学代表団に一員として参加しているので、併せてその当時と対比した中国の物理学の進歩の状況とについて概略をお伝えしたく思う。ただし、私はほぼシンポジウムの期間だけしか滞在の暇がなく、見学は短時間であつたので、不本意ながら不徹底のままにすんでしまつた点がることを御了承願いたい。