著者
木上 洋一 永田 修一
出版者
佐賀大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

潮流エネルギーの有効利用を企図し,高出力の大型潮流発電システムを構築することを目指して,潮流タービンに設置する旋回集流装置を提案する.集流によりエネルギーを集め,タービン入口の旋回流れにより入口角運動量を増し,軸仕事の増大により高出力化を図る.初年度はこれまでに開発した集流装置に案内羽根を設置し,衝動型プロペラを対象として数値流体解析とモデル実験を行い,旋回集流装置の効果を検証する.次年度は旋回集流装置を反動型プロペラに適用して,数値流体解析とモデル実験により検討する.最終年度は衝動型と反動型のプロペラの旋回集流装置に対する特性を総合評価し,最も高出力となる潮流発電システムを提案する.