著者
木原 泰紀
出版者
福井大学教育・人文社会系部門
雑誌
福井大学教育・人文社会系部門紀要 = Memoirs of the Faculty of Education, Humanities and Social Sciences University of Fukui (ISSN:24341827)
巻号頁・発行日
no.6, pp.11-22, 2022-01-14

チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』を 18 世紀のフランス作家ルサージュの『悪魔アスモデ』からの影響を中心に分析した。視への耽溺の時代において、跛の悪魔アスモデの覗き見の眼差し、当時の見世物文化、特に「パノラマ」、「ファンタスマゴリア」、さらに新たな監獄のシステムである「パノプティコン」など種々の文化現象との関連の中で、『クリスマス・キャロル』の三人の幽霊の意義と役割を中心に考察した。