著者
齋藤 美絵子 嘉数 彰彦 末吉 陽子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.F02-F02, 2007

現在、経済や社会の複雑化が、社会的・精神的なストレッサーの増加を引き起こし、その結果、多様なリラックスを目的とした商品やサービスを生み出してきた。人間は知的情報の8割を視覚から受信しており、これを利用することで、効果的にリラックスできるのではないかと考えられるが、現在視覚を利用した商品・サービスは数少ない。リラクセーションコンテンツはテレビやDVDで視聴できる視覚を利用したリラクセーション法であるが、その効果は客観的に実証されていない。本研究は実験により客観的にリラックス効果があると考えられる映像の要素を探ることが目的である。実験方法としては、被験者に様々なサンプル映像を視聴してもらい、視聴前後にストレス反応の測定とアンケート調査を行い、その結果であるストレス反応の客観的な増減と、被験者の自己判断を元にリラックスしたかどうかを判断する。