著者
本多 展幸
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.10, pp.904-906, 2017-09-15

近年,世界中でプログラミング教育が注目されているが,多くの取り組みは都市部を中心に行われており,地方都市に住む子供たちにプログラミング教育の機会が十分に提供されているとは言えない.NPO法人Rubyプログラミング少年団は,地方都市の地元の住民による継続的なプログラミング教育の実施を支援することを目的とした団体である.本稿では,当法人で実施している,初心者向けの家族参加型のワークショップと中級者以上向けの継続参加型のワークショップを紹介する.また,それらの紹介を通して,地方都市でプログラミング教育を実施する上での課題とその解決策,および,今後の展望について述べる.