- 著者
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渡辺 弘之
本間 弘行
- 出版者
- 新潟県立看護大学
- 雑誌
- 看護研究交流センター事業活動・研究報告書
- 巻号頁・発行日
- vol.15, pp.89-90, 2004-06
「こころの病い」は現代におけるキーワードの一つである。こころの病いから生じる生きにくさをどう捉え,受け入れているのか.回復まで過程において,自己の経験をどう客観化することは,自分にとっての病いの意味を考えるだけでなく,自分自身を知る手がかりともなる.「語り」を通した体験の共有化や,内面的世界を表現することは,病いを通して自己を捉える作業が回復の手がかりとなりうる.