著者
朴 庸坤
出版者
比較経済体制学会
雑誌
社会主義経済学会会報 (ISSN:18839789)
巻号頁・発行日
vol.1979, no.16, pp.46-51, 1979-03-01 (Released:2009-12-03)

いま,朝鮮では金日成主席が創始したチュチェ(主体)思想を方法論的基礎にして,すべての科学を再検討している。経済学においてもその例外ではない。チュチェ思想にもとづいて,主体的世界観および主体的社会歴史観が確立されており,主体的歴史観を《導きの糸》にして,社会主義経済学の体系化と理論的展開を試みている。したがって,朝鮮社会主義経済学の方法論的基になっている主体的世界観と主体的歴史観について簡単にのべたい。