著者
佐藤 友則 朴 成泰
出版者
信州大学国際交流センター
雑誌
国際交流センター電子紀要
巻号頁・発行日
2012-03-26

日本と韓国の多文化共生施策は大きく異なる。今後の日本での多文化共生社会到来を考える場合、韓国の多文化共生施策に基づく外国人支援の実態を把握・分析して日本と比較することには意味があると考えた。そこで、8の施設・人にインタビューし、7項目にまとめて日本の現状と比較・考察を行った。その結果、韓国では政府レベルの共通した支援が全国的に展開されていること、韓国語教育に級別の資格が存在していること、韓国では就業・起業支援が充実していること、多文化共生の意識は日韓とも発展途上であることなどを述べた。