著者
杉田 尚寛
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.1445-1447, 2017 (Released:2017-12-20)
参考文献数
9

パーキンソン病(Parkinson's Disease;以下、PDと略)治療は、薬物治療、手術療法、リハビリテーションの3つの柱である。その中でも基本となるのが薬物治療である。PDは、進行の速さや症状の程度が患者によって異なる事例が多いため投薬の種類や量も異なる。さらに、食事や薬物相互(代謝、吸収)に留意すべき点が多いことに加えて治療法は、患者にあわせたオーダーメイド治療が原則となるため薬物療法、栄養療法に熟知した薬剤師の職能が求められる。
著者
杉田 尚寛
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.1459-1461, 2017 (Released:2017-12-20)
参考文献数
19

水疱性類天疱瘡(Bullous Pemphigoid;以下、BPと略)は、希少難病性皮膚疾患の一つであり高齢者の発症が高く、寛解と再燃を繰り返す症例が多い。BP治療では、プレドニゾロン(PSL)やニコチン酸アミド(NA)等が大量、長期投与が行われるため薬剤師の役割は大きい。BPの予後に影響を与える要因として「高用量のステロイド剤」、「低栄養」、「高齢」がリスクとして高い。BP治療には、服薬管理、副作用回避、栄養管理、皮膚ケア等のチーム医療が重要である。