著者
郷 健太郎 李 吉屹 福本 文代 木下 雄一朗
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究では,ポジティブ心理学における研究成果をユーザに直接反映させるという課題に挑戦する.具体的には,予測文字変換における変換文字候補に,入力語よりもポジティブな語を表示することによって,ユーザにポジティブな作文を促し,その結果としてユーザの主観的幸福度を向上させることを目指す.この効果を実証するために,以下のプロジェクトを実施する:①ポジティブ・ネガティブ語から構成される辞書及び課題文集合の開発と,それらを使った主観的幸福度の計測,②スマートフォン用のジェスチャキーボードの開発と,ジェスチャと主観的幸福度の関係の解明,③入力語の評価極性に基づくポジティブ語候補の表示システムの開発と評価.