著者
村井 敬太郎
出版者
山梨大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 = 教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 (ISSN:18816169)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.271-281, 2018-03-31

特別支援学校(知的障害) 小学部に在籍するダウン症のある児童に対して,立ち幅跳び動作の獲得を目指した指導を行った.「立ち幅跳び動作に必要な動作パターンとその指導ポイントを記載した『適切な動きの評価表』」,児童の行動調整能力を補うための視覚教材,児童のその日の心身のコンディションに合わせた段階的かかわり方,などを活用した.これらに継続して取り組んだことで,一人で約53㎝先の目標場所に向かって跳ぶことができるようになった.このことから,ダウン症のある児童が立ち幅跳び動作を獲得するためには,児童が分かりやすいように学習内容を明確にすること,児童の達成度や変容を記録して分析すること,児童の行動調整能力を補うための視覚教材を活用すること,などが有効であることがわかった.