著者
久米 美代子 村山 より子 小川 久貴子
出版者
東京女子医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2003

1.調査(1)中学生の健康問題への関心と対処方法の実態調査(中学生812名対象)この調査は思春期のヘルスプロモーションに関する詳細調査を行うことを目的とした。内容は思春期のセクシャリテイ、次世代の育成、家族、人間関係、学習という局面でとらえ、思春期の健康的なライフスタイルの変化と問題解決能力を獲得する要件を明らかにすることを目的にした。(2)大東町中学生の骨密度と身体発育・栄養・活動調査(中学生708名)この調査は成長期にあう中学生の骨形成の実態と、骨形成に関連する要因について明らかにする目的で中学生を対象に骨密度と身体測定、各種栄養摂取、活動、リスクファクターを明らかにした。(3)思春期の性教育に関する教員の意識調査(教員44名)この調査は学校における健康教育、特に性教育の現状と課題を明らかにするために中学校の教員が生徒の健康問題と対処をどのように認識しているかを質問紙で明らかにし、さらに今学校で起こっている性に関する問題とその解決方法、更には困っていることや今後研修などを望む内容を中心に面接調査を行い、その実態を明らかにした。2.調査報告書の作成:上記3題の調査に関して3冊の報告書作成:広報誌「だいとう」に調査結果を3回掲載・大東地域の記念館に調査データーのパネル「中学生の健康問題への関心と対処方法の実態調査」の展示3.教育講演:調査データを使い講演した。(1)テーマ「生命知時代を迎えた生と性の教育」対象者:掛川市教育委員会(1市5町の小中学校の校長・教頭・養護教諭;50名)(2)テーマ1「中学生の調査を通した健康問題」テーマ2「命・生と性」対象:中学生・保護者・教員・地域住民4.調査対象中学校の教員・教育委員会とミーティング調査3回を行う前後で計6回5.学会発表(6題)・論文発表(3)6.小冊子の作成7.健康啓発支援システムのフローチャート作成