著者
山口 喜雄 天形 健 福本 謹一 新関 伸也 奥村 高明 結城 孝雄 中島 望 佐藤 昌彦 安東 恭一郎 村上 尚徳 渡邊 弘 本田 悟郎 株田 昌彦 森田 香緒里 田和 真紀子 石野 健二 茅野 理子 渡辺 浩行 山田 有希子 村松 和彦
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

(1)『芸術教育文献解題ブックレット:英日対訳』2012・2013刊行 (2)雑誌論文72、国内外での学会発表55、図書5 (3)アジア・欧米・オセアニア・アフリカの13ヶ国・地域の学校・美術館等に国際調査と研究成果の還元 (4)宇都宮大学で映画会・シンポジウム等を5回実施 (5)『美術教育の世界ドキュメント2015+日本美術科教科書研究2015+芸術教育文献解題ブックレット2014・2015』刊行 (6)英日対訳Webサイト「アーカイビング研究会」http://www.ae-archiving.jp/art-e/で情報発信
著者
村松 和彦
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.32, pp.405-416, 2011-03-20

複製画の鑑賞について,マクルーハンらの「メディア・テトラッド」をもとにベンヤミンとマルローの言説を織り込みながら考察を行った。複製画は本物の美術作品が持つ意味や価値を失わせ,それ自体が別の価値を持つものに変容し,高精細のメディアとして作家の表現の証が残される。しかし複製画で行えるのは表層的な解釈にすぎない。試案として,複製画に失われた意味や価値を補い鑑賞の教材として用いるために,対象となる美術作品の表現技法を経験させ転移を起こさせる方法を提案する。