著者
村田大輔 東結香 大平健司 猪俣敦夫 藤川和利
雑誌
マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.761-765, 2013-07-03

今日においてインターネットは重要な社会基盤となっており,インターネットを構成しているコンピュータなどの機器が悪意ある攻撃を受けてしまうと,その被害は甚大なものとなってしまう。その影響は金銭トラブルのみならず,社会生命への影響など大きなトラブルへと発展する可能性もある。現在のインターネットは,様々なデバイス,アプリケーション,サービスが相互にネットワークを介して利用されている。便利になった反面,IPv4アドレスの枯渇が問題となり,本格的なIPv4/v6共存時代へと動いている。IPv4は登場とともに長い運用期間を経て技術・経験が確立されてきたが,IPv6ではその知見がほとんど無い。そのため,本稿では,IPv6の本格的な利用を前に,IPv6環境での脅威の発見と対策を行うことを目的に,実験環境を構築し,トラフィックを収集・解析することとした。