著者
松下 光司
出版者
日本消費者行動研究学会
雑誌
消費者行動研究 (ISSN:13469851)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1_2, pp.1_2_1-1_2_18, 2009-03-31 (Released:2012-01-12)
参考文献数
50

本研究の目的は、セールス・プロモーションによって、ブランド・エクイティ(ブランドに対する態度評価の確信度)が向上するプロセスを説明するモデルを提示することである。実験の結果、セールス・プロモーション・スキーマとブランド・スキーマとの一致度、およびセールス・プロモーションに関する精緻化が先行要因であることが明らかにされ、モデルの経験的妥当性が示された。最後に、ブランディングやセールス・プロモーションの意思決定に対する示唆が提示された。