著者
津久井 誠 大塚 紘司 筋 一男 松岡 敏郎
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋醫學會誌 (ISSN:1884202X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.186-190, 1975-06-30 (Released:2010-10-21)
参考文献数
16

当帰芍薬散水エキスを飼料中に0.1, 1.0%添加し, CF#1系マウス雄雌とも4週令から第5産終了時まで30週間以上, 自由摂取により連続投与を行なった。無投与対照群の出産率51%に対し, 当芍エキス0.1%投与群60%ならびに1.0%投与群59%を示したことから当芍エキスはマウスの妊娠, 出産に何らかの影響を与えるものと推察された。また本実験の範囲内では当芍エキスの毒性はきわめて低いものと推察された。