北海道千歳市内に波長周回性AWG(Arrayed-waveguide grating,アレイ導波路回折格子)を用いたフルメッシュWDMネットワーク(AWG-STARネットワーク)を構築し、実フィールドにおける安定性及び機能性の検証を行った。千歳市役所、市立図書館、中心街コミュニティセンター、市民文化センター、千歳アルカディア・プラザの5拠点にWDMノードを設置し、全拠点間にフルメッシュ波長パスを設定した。2002年7月1日の運用開始後、システムは安定に動作している。また、GbE(Gigabit・Ethernet)、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、HD-SDI(High Definition-Serial Digital Interface)といった各種信号の伝送実験を行い、AWG-STARネットワークの機能性(プロトコル/ビットレート無依存)を実証した。