著者
松川 儒
雑誌
玉川大学芸術学部研究紀要
巻号頁・発行日
no.12, pp.27-34, 2021-03-30

ドイツ三大歌曲作曲家の一人と称されるH. ヴォルフの『イタリア歌曲集』はそれまでの歌曲集とは異なる上演形態が提示されてきた。そこで本論は『イタリア歌曲集』の作品形態を分析しその特徴を掌握することで、コンサートに於いて様々な上演形態を見せることが可能なこの歌曲集の有り方を探る。