著者
山田 正紀 松村 季樹 山下 博之
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.87, pp.19-24, 2003-08-28

「バスと鉄道の時刻検索を連動させたい」,「シングルの曲を集めてマイベストアルバムを作りたい」等,要素コンテンツ及びサービスを利用者が望んだ形に再構築し,要素コンテンツ及びサービスの価値をいっそう高める可能性を持つ"シナリオ"という概念を提案・分析すると共に,シナリオを処理する系を論理モデルとして一般化した.また,その論理モデルを具体化した,シナリオによるサービス連携システム,及び同コンテンツ連携システムに関して詳細を述べる.本提案を通し,人間が本質的に有する参加意欲を満たすための社会基盤構築に向けた課題を明らかにする.This paper proposes the concept of the inter-object cooperation controlled by scenarios, which means that editing scenarios enables users to rearrange services and contents as high-valued services and contents that users desire. Prototype systems are described, which include an information delivery mechanism and content display mechanism with SMIL script generating.