著者
板倉 則衣
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究
巻号頁・発行日
vol.42, pp.123-167, 2010-09-30

伊勢神宮は、天皇の即位ごとに天皇の皇女(内親王)または女王が選ばれ、伊勢神宮に奉仕した。こうした斎宮制度は、天武天皇の大来皇女がはじまりとされ、中断される時期はあるが、後醍醐天皇の祥子内親王までの六六一年間続けられた。