著者
柴田 文平
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本應用昆蟲學會・應用動物學會合同大會講演要旨 : 日本農學大會分科會
巻号頁・発行日
no.1952, 1952-04-01

この種の生態一般と染色體に就いて昭和15年に發表した時に單性生殖系統は1月以後に死滅すると結んだ。この種は秋中間寄主上に産雌虫(gynopara)と雄とが現われ主寄主へ歸るが,單性生殖を續けて越冬する状態はその地方の寒さによって異なる。そしてこの單性生殖系統からは唯1囘の飼育實驗であるが秋産雌虫及雄の出現を確める事は出來なかつた。飼育中緑と緋色(體色)の2系統が現われた。