著者
大坂 正明 板橋 建 柴田 昌人
出版者
宮城県農業・園芸総合研究所
巻号頁・発行日
no.86, pp.1-5, 2018 (Released:2019-04-01)

本県においてイチジクは明治以降から薬用植物として栽培され,現在では生食用や甘露煮用として県内全域で栽培されている。しかし,栽培されているイチジクの品種名は明らかにされておらず,多くが在来種として扱われている。そこで,SSRマーカーを利用したイチジク品種識別法を確立し,SSRマーカーと形態的特徴により在来イチジクの品種同定を行った。その結果,7種のSSRマーカーを用いることで既存のイチジク12品種の識別が可能であった。これらのSSRマーカーおよび形態的特徴をもとに県内14か所で栽培されている在来イチジクの品種同定を行ったところ,「ブルンスウィック」であることが明らかとなった。