著者
栗原 浩平 谷地 誠 窪田 英樹 池田 光毅 相建 太郎 濱田 濱弘 長野 克則
出版者
人間-生活環境系学会
雑誌
人間-生活環境系シンポジウム報告集
巻号頁・発行日
vol.34, pp.209-212, 2010-11-22

素材構成の異なる衣服の日射反射率Pd,日射透過率Tcl,日射吸収率りを実測し,素材により表色値と日射熱特性の関係が異なる力り証した。色彩色差計により衣服の表色値を測定し,アルベドメーターと全天日射計より日射反射率,日射透過率を測定した。衣服はA(綿100%),B(ポリエステル74%・綿26%),C (ポリエステル100%)のTシャツである。素材に関わらず太陽高度の上昇に伴い日射透過率は上昇し,日射反射率は低下した。視感反射率と日射反射率,日射透過率,日射吸収率の関係を比較したところ,日射反射率は殆ど差が見られなかったが,日射透過率はTシャツBがやや高い結果となった。同ルでTclとαclを変化させ日射作用温度へ及ぼす影響を計算した結果,衣服の日射透過を低減させると日射作用温は低下することを示した。