著者
長江 明 杉山 芳雄 桑原 利秀 福田 保
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.8, pp.347-351, 1960

第1報に発表した実験の結果では, 上質のメリケン粉が顔料の測色のための展色材として, よい成績を示したので, 続いて, 国産の有機, 無機顔料のほぼ同一の条件のもとにおける測色を行なった。上質のメリケン粉を糊とし, 展色材に使用すると, ある範囲の吸油量の差があっても, 水で適当にうすめることにより, 塗りやすい状態に調節できるから便利である。測色した顔料は国内のメーカー30余社の協力を得て集めたもののうちから, 代表的なものを選んだ。すぐれた色彩をもつ顔料が多く, その測色結果は, 図および一覧表に示した。