著者
棟方 理 飛内 賢正
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.7, pp.1765-1772, 2011 (Released:2013-04-10)
参考文献数
16

悪性リンパ腫の病因として,ゲノム異常,ウイルス感染,慢性炎症と免疫不全の4つが重要である.近年,全ゲノム解析技術の進歩により新たなゲノム異常が次々と同定され,悪性リンパ腫の病態解明が進められつつある.分子病態の解明に伴い,それらを標的とした新たな分子標的治療薬の開発につながり,更なる治療成績の向上が期待されている.