1 0 0 0 OA 東都名所漫画

著者
椿岳<淡島椿岳>//筆
出版者

画家淡島椿岳が江戸の名所を描く。縦37×横26.3cmの色紙13枚を貼り込んだ折帖。最初に伊藤博文の題字、書家山内香渓(1840-1923)の明治20年(1887)の題言がある。ともに保存されている板には、子息淡島寒月(1859-1916)の識語がある。淡島椿岳(1823-89)は武蔵川越の豪農に生まれ、江戸に出て軽焼屋淡島屋の養子となったが、まもなく去って小林姓を称した。絵は大西椿年の弟子で、川上冬崖に洋画も学んだ。独特の軽妙な戯画で名高く、種々の事業を手掛け奇人としても知られた。