著者
武士俣 優 中村 文彦 岡村 敏之
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
鉄道技術連合シンポジウム(J-Rail)講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, no.13, pp.377-380, 2006-12-13

首都圏郊外では、郊外鉄道は都心までのアクセス手段として充実したサービスを提供しており、高い交通機関分担率を示しているが、日中の地域内交通としては必ずしも高くない。本研究では、日中の地域内交通としての鉄道利用の顕在化を妨げている要因を明らかにすることを目的として、東急田園都市線沿線の郊外地域を対象にアンケート調査を実施した。調査結果より、アクセス交通の問題を含む「総移動時間の長さ」、「鉄道の移動性の低さ」が地域内交通としての鉄道利用の顕在化を妨げている大きな要因であることが明らかになった。