著者
武岡 雅則 大槻 知明 岩橋 榮治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-03-11

光符号分割多元接続(CDMA)方式では,各ユーザーが同じ周波数帯を利用するためチャネル間干渉雑音が太きくなり,誤り率特性が劣化するという問題点がある.これを改善する一手法として拡張prime系列を用いたキャンセラが提案され,ナンバーステートモデルによるビット誤り率特性が穀告されている.本稿では,キャンセラシステムの光検出器にアバランシェフォトダイオード(APD)を用い,その出力電圧をガウス分布で近似した解析により,素数pが増加すると干渉除去能力が高くなり収容可能ユーザー数が増加すること,及び受信信号パワーが大きい時はナンバーステートモデルによる解析結果に一致することを定量的に示す.