- 著者
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小林 秀光
馬場 七草
永田 友美
- 出版者
- 九州女子大学・九州女子短期大学
- 雑誌
- 九州女子大学紀要. 自然科学編 (ISSN:0916216X)
- 巻号頁・発行日
- vol.38, no.2, pp.15-23, 2002-03
病原性酵母Candida catenulata IFO 0745の細胞壁由来のマンノプロテインから、β-脱離反応(100mM NaOH、25℃、18時間処理)によって得られたO-結合型糖鎖の化学構造を同定した。この処理によって、精製マンノブロテインより3種のオリゴ糖(四糖、三糖、二糖)と単糖が遊離した。これらの生成物をBio-Gel P-2を用いたゲル濾過法によって分離精製後、^1H-NMR法で分析したところ、四糖、三糖および二糖は、すべてα結合マンノース残基から構成されるMan α 1-3Man α 1-2Man α 1-2Man、Man α 1-2Man α 1-2ManおよびMan α 1-2Manであり、単糖はD-マンノースであることが明らかになった。