著者
福田 早苗 江口 暁子
出版者
関西福祉科学大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

慢性疲労は、ウイルスを含む何らかの外的なストレスを原因として神経内分泌-免疫系の異常が生じその結果として「疲労」という言葉に代表される諸症状により、パフォーマンスの低下が起こっている。疲労を主訴とする代表的な疾患である慢性疲労症候群では脳内グリア細胞の発現異常があり、またその原因に何らかの炎症がかかわっていることは様々な先行研究より明らかとなっている。しかしながら、血中で測定可能なバイオマーカーは同定されていない。本研究では、疲労に特異的なバイオマーカー探索を実施したので報告する。