著者
沢田 秀雄
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子化學 (ISSN:00232556)
巻号頁・発行日
vol.20, no.221, pp.561-566, 1963-09-25 (Released:2012-02-20)
参考文献数
13

均一系ラジカル重合において重合度一温度の曲線が, 極大値をとるための条件を求めた。熱重合の場合には, 開始反応の活性化エネルギーEi, 停止反応の活性化エネルギーEt, 生長反応の活性化エネルギーEpおよびモノマーへの連鎖移動の活性化エネルギーEmとの間に次の関係があるとき, 極大値が存在する.〓一定濃度の開始剤を用いるラジカル重合の場合には, Em, Ep, Etおよび開始剤の分解の活性化エネルギーE1との間に次の関係があるとき, 極大値が存在する。〓重合開始速度が重合温度に関係なく一定である場合には次の関係があるとき, 極大値が存在する。〓