著者
河島 修生 藤代 一成
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.101-104, 2003 (Released:2008-07-30)
参考文献数
18
被引用文献数
1

本研究では心象風景の表現を目的とする.心象風景とは,ヒトが記憶している風景のことをさし,目の構造や視覚特性,心理的な影響などにより形成される,そのため,心象風景の描画には,認知的な現実感(cognitive reality)が重要である.また,心象風景は各個人でそれぞれ異なっているため,個人差を出すために対話性が必要となる.本論文では,ヒトが見た映像をどのように認知し,記憶しているのかを明確にし,それらを利用した効果的なレンダリング法を模索する.