著者
河野 朗典
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.116, no.4, pp.108-142, 2008

平坦な時空における場の量子論を曲がった時空へ一般化する定式化を以下の順序でレビューする。時間に依存した時空では、十分過去と未来とで対応する真空状態が異なることを見る。それを、膨張する宇宙や、星の崩壊によりブラックホールを形成する時空に適用することによって、宇宙での粒子生成や、Hawking輻射が起こることを見る。また、Hawking輻射におけるエネルギーの流れを求め、最終的にブラックホールの蒸発が予測されることを見ていく。
著者
河野 朗典
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.116, no.4, pp.108-142, 2008-10-20 (Released:2017-10-02)

平坦な時空における場の量子論を曲がった時空へ一般化する定式化を以下の順序でレビューする。時間に依存した時空では、十分過去と未来とで対応する真空状態が異なることを見る。それを、膨張する宇宙や、星の崩壊によりブラックホールを形成する時空に適用することによって、宇宙での粒子生成や、Hawking輻射が起こることを見る。また、Hawking輻射におけるエネルギーの流れを求め、最終的にブラックホールの蒸発が予測されることを見ていく。