著者
大野将樹 岡村亮一 獅々堀正幹 沼尾雅之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.35, pp.1-6, 2013-08-24

本稿では,音楽的・音響的に違和感の少ないメドレー曲を自動的に生成する手法を提案する.メドレー曲を構成する楽曲断片間の連結の妥当性に関する指標として,局所的接続と大局的接続がある.本研究では,局所的接続と大局的接続に対する個人の嗜好をシステムに反映することによって,違和感のないメドレーを生成する.7 段階評価による被験者実験により,パーソナライズを実施しなかった場合のメドレー曲は 3.74,提案手法は 5.02 のスコアが得られ,個人の嗜好を反映した提案手法の有効性が示された.