著者
藤田 有紀 和田 簡一郎 浅利 享 田中 直 熊谷 玄太郎 石橋 恭之
出版者
一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
雑誌
Journal of Spine Research (ISSN:18847137)
巻号頁・発行日
vol.11, no.11, pp.1296-1302, 2020-11-20 (Released:2020-11-20)
参考文献数
14

思春期特発性側弯症(I群)62名,非特発性側弯症(N群)34名を対象に,Cobb角,骨密度,骨代謝マーカーを測定・比較しCobb角に関連する因子を検討した.Cobb角は両群ともに腰椎BMDと負の相関を,I群では骨代謝マーカーと正の相関を認めた.側弯症の進行に骨量減少・高回転型骨代謝の関与が示唆され,今後縦断研究によりこれらが進行予測に有用かを検討したい.