著者
浜田 実 渋谷 陽二
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.50, no.452, pp.584-592, 1984-04-25

複数の自由縁の円孔を持つ円板の曲げ問題の解法として,極座標に対する重調和方程式の一般解を繰返し用いる方法を提案し,これにより,偏心位置に1円孔または対称位置に等大2円孔を持つ円板の外縁に一様曲げモーメントが作用する場合と,中央集中荷重が作用する場合の解を求める.また有限要素法と実験による結果と本解とを比較することにより,本解の妥当性を確かめる.
著者
浜田 実 門田 浩次 小玉 淳
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.49, no.447, pp.1427-1433, 1983

半無限体や厚板などの軸対称弾性問題に有効なハンケル変換をシンプソン積分法により行う場合,積分核として含まれるベッセル関数の振動性のため,精度のよい結果を得ることが困難である.そこで本研究では,フーリエ変換におけるFilonの方法にならい,被変換関数&fnaf;(x),またはx&fnaf;(x)を区分的に二次関数で近似し,これにベッセル関数を乗じた積分値をロンメル関数で表わして値を求める方法を提案する.また,二つの例題により本方法の有効性を示す.