著者
済賀 宣昭
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.18-32, 1998-12-31 (Released:2018-01-19)

今日の情報化の流れは,1)メインフレーム中心時代,2)パソコン中心時代,3)ネットワーク中心時代,4)コンテンツ中心時代の4つの流れに区分できる。それぞれの時代には,情報産業における産業構造の変化,パラダイム変化を背景にシステム形態の変化が連動し,情報化社会は現在進行中のネットワークの時代から,コンテンツの時代へと移行しつつある。これは見方を変えれば,ハードからソフトヘ,ソフトからネットワークインフラヘ,ネットワークインフラからエンドユーザヘとその主導的位置を移しているとも捉らえられる。来るべきコンテンツの時代に図書館の果たすべき役割も大きい。