著者
酒本 義司 小木曽 凡芳 渡邉 圭四郎
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.74, no.10, pp.899-902,a1, 2006-10-01 (Released:2011-08-11)
参考文献数
10

湖底にヘドロが堆積すると, 湖沼内の水を浄化しても, ヘドロより栄養塩類が溶出し湖沼の浄化は進まない。したがって, 現在はヘドロを湊深し水質浄化を図っている。しかし, ヘドロの湊深は工事費用が高価である。今回, 湖底に堆積したヘドロを, 湖面まで吸い上げ, 酸素を供給した後湖底に沈殿させることにより湖底のヘドロを浄化する安価な技術を開発し, 現場で実験した。同実験結果を得たので以下に報告する。(1) 実験結果の要約汚泥の色: 灰色→茶色。硫化物: 0.06→0.01mg S/g/d(2) 経済比較 (計算値) 湊深の場合=1,625円/m2提案技術の場合=53.5円/m2