著者
渡邊 忠司
出版者
佛教大学
雑誌
鷹陵史学 (ISSN:0386331X)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.151-175, 2014-09-30
著者
渡邊 忠司
出版者
佛教大学宗教文化ミュージアム
雑誌
佛教大学宗教文化ミュージアム研究紀要 (ISSN:13498444)
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-20, 2019

近世の町と村は一般的には生産地と消費地の関係にあり、村が奉公人・弟子などの出身地、町がその受入地、また商業や流通構造の展開に伴う人・物の流入・移入も村から町への一方的な流れとして見られるが、むしろ相互補完的であった。特に市域の拡大が町続在方(領)を創出し、在と町の相互的な構造変化を促したことを、百姓の町方への転居と帰村、大工や小売商人らの町・在間での生活記録等を用いて改めて検証する。町続在方(領)近在請酒商人畑場八ヶ村大坂大工