1 0 0 0 開会挨拶

著者
滝沢 恭子
出版者
バイオフィリア リハビリテーション学会
雑誌
バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

<p><tt>開会に当たり一言ご挨拶申し上げます。</tt> <tt>この会は</tt>1996 <tt>年</tt>4 <tt>月に「寝たきり老人を歩かせる」の出版を期に牧田先生、遠藤先生、長澤先生、久保田先生を中心にソリ付き歩行器の開発に関わった先生方により発足いたしました。</tt> <tt>私が患者さんがよくなればいいという願いから、いろいろな機器利用による手法を実践してきたことを、本日お集まりの多くの先生方に研究の対象にしていただけますことを心からうれしく思っております。</tt> <tt>神奈川県との共同研究もあり、来年は日本医科大学を会場に開催される予定と伺っております。</tt> <tt>これも振り返れば、私自身はこうした研究対象になりうると思っていなかったにもかかわらず、昨年の木島先生のご挨拶にお話しいただきましたように、息子が市会議員を辞めて、青年会議所のOB会の席で木島先生にリハビリを手伝っていることを申し上げ、さらには日本臨床整形外科医会での展示をお願い申し上げたことから、藤沢市の整形の先生方の会でご説明の機会をいただき、会誌に掲載していただきました。</tt> <tt>これが私が神奈川県リハビリ学会で、長岡先生に実践の場を与えていただいた長岡病院の実状をまとめ発表するに至ったきっかけでした。</tt> <tt>夫は経緯からタキザワ式と名付けてくれましたが、機会あって福井先生と一緒に仕事ができるようになり、手法の特異性から、タキザワ式を認めてくださいました。</tt> <tt>そして研究会の会長にご就任いただきました。</tt> <tt>こうした経過もあり、「寝たきりにならないですむ、長く自立した自由な生活ができる」こうした事実を知らせることで市民の意識改革をしたいという息子の行動をみて、再び木島先生は金井先生とご相談のもとに日本臨床整形外科医会会誌に論文の形で実際を発表してくださいました。</tt> <tt>こうしたことから本日多くの先生にお集まりいただき、今後の研究をご指導いただけること、そして実際に導入される計画もあると伺い、心から感謝申し上げ、これからも現場で一人でも多く歩ける様にお手伝いしたいと考えています。</tt> <tt>実状等については後ほど資料を基にご説明させていただきます。</tt> <tt>どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。</tt></p>